屋久島の遊漁船、明日丸のページです。

2016.08.20 近海二枚潮苦戦、なんとか良型マハタ!

前回激渋だったMakkyさん達がリベンジ!

朝、二カ所目のポイント、Kさんに大型根魚らしきヒット!
少しずつですが、ラインは回収できています。
このままのペースでやれば上がる!

と思ったときに他の方にヒット!
これが運悪くハガツオ。
横に突っ走ってすべてのラインを絡めとって、
Kさんのラインはクロスブレーク(大泣)

ハガツオクロスブレーク、結構あります。
ハガツオは美味しいんで嬉しいですが、こういう時は困ります....
sDSCN5235.jpg
アングラーの方に責任はありませんからね(笑)
美味しく食べて成敗してやってください!

その後ははどこへ行っても二枚潮。
ラインがかなり上潮に取られ皆さん苦戦していました。
ポイント一流し目に小型が1本食ってあとはさっぱり。
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いつもの倍くらいの距離を走り回ったが、
活性の高そうなエリアは見つからず...

ということでカンパチはあきらめてマハタ狙いへ!
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10㎏前後2本!
Kさん、Nさんさすがです!

今回はお二人にヒットが多かったですね。
二枚潮がきつい時には、釣る人が偏ることが多いです。
二枚潮を攻略できた人だけ食わせられる展開になります。
sDSCN5244.jpg
最後にカンパチ。

もう少し水温が下がればまた潮も良くなり、食わせやすくなるはずです。
その頃にまたリベンジしましょう!

結果:カンパチ5本(2-4㎏)、マハタ2本(7-10㎏)、ハガツオ、アザハタ、キハダ小2本



~二枚潮対策について~

ここで、二枚潮対策のお話を少し。
少しでも参考になれば....

まず、二枚潮ではなぜジグが動かず、重く感じるのか?

二枚潮の時は、ジグと船の距離をできるだけ離さないように、
底潮に乗ったジグに同調させるような操船をすることが多いです。

すると、上潮と船は動きが異なるため、上潮にあるラインが潮を切っていくことになります。
その抵抗でラインがたわみ、重く感じるのです。
そしてジャークしても、ラインのたわみに力が吸収されてジグに伝わらないのです。

(二枚潮の時はラインの方向とジグのある方向が異なります。
一見ラインが飛んでいるように見えても、魚が食ってラインが張ると、
船の真下近くにラインが来ます。
これは、魚が走ったわけではなく、もともとジグは真下にあったからなのです。)


意外と大切なのが、根切りです。
いや、二枚潮の時には正確には「たわみ取り」と言った方がいいかもしれません。
着底後、ラインが自分の正面にくるまでは早巻で巻き取ることです。
できるだけたわみを取ってやることで、最初のジャークからジグが動きやすい状態にしてやります。
これ、かなり大切です。
それをするかしないかで、ヒット率がかなり違うような気がします。

二枚潮の時に着底後からすぐにジャークしても、
たわみを取っているだけで、ジグは着底したままでほとんど動きません。
その証拠に、二枚潮では着底後からジャークして数回目でヒット!と思ったら、
根がかりだったということが良くあります。

カンパチの場合、最初のフォールでジグに興味をもってついて行くことが多いですが、
ジグが着底後、しばらくボトムで動かない状態だと見切ってしまうのではないかと思います。



タックルはできるだけジグに動きが伝えられるセッティングにする必要があります。
リールはトルクのある大型ハイギア、ロッドはハリが強いもの、ラインは低伸度でできるだけ細く。
ジグは扱える範囲できるだけ重いもの、フッキングも難しいのでフックは細軸。
それらを体力とのバランスをとって調整する感じです。

しかし、上げの釣り(ハイピッチ)の場合、一般の人は体力の限界が先にくることが多いですね。
二枚潮の中で食わせるには、動きが伝わりにくい分、大きく強いジャークが必要になります。
さらに、ラインは強度を考えるとある程度までしか細くできないので、ジグを重くしなければならない、
すると体力の限界が先にきて一日中はジグを振れない。

よって、二枚潮ではジグを重くすればするほど自重でジグが動いてくれる下げの釣り(スローピッチ)が有利になってきます。
しかし、二枚潮の中でのスローピッチも、やはり上潮に持っていかれたラインのたわみで動きが制限されるので、
いつもより多くラインを送り込んでフォールさせる必要があります。
リフトするときも、竿の返りだけではジグは全く動かないので、
硬めの竿でいつもより長い距離をを持ち上げる必要があります。

二枚潮が激しい時は、重いジグを使ってフォール主体で釣っている人にヒットが集中することが圧倒的に多いです。
(しかし、活性が高い時などは上げの釣りに分がある気がします。
その状況によって、上げの釣り、下げの釣りを使い分けたり、
組み合わせたりすることが釣果に繋がると思います。)

黒潮の影響の強い屋久島、トカラ海域はこの二枚潮をどう攻略するかで釣果が大きく違います。
そこが難しいところでもあり、攻略する楽しさでもあると思います。

私も船頭としてさらに勉強して、二枚潮でも釣果が出せるよう精進します!
2016-08-24 : 釣果ブログ :
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